暮らしの余白

何もない瞬間を大切に。 居心地良く暮らすためのブログ

忙しい時ほどお寺で無心に写経をしたい

こんにちは、ひろゆきです。

みなさんは写経ってしたことありますか?

写経って何?から効用まではこちらにわかりやすく
まとめられています。

matome.naver.jp

 

今回は成田山東京別院深川不動堂で、般若心経を写経してきました。

www.fukagawafudou.gr.jp

 


お札場で受け付けをしてから
堂内にある写経専用の部屋に案内され、そこで行います。
初めての場合だとお坊さんが写経の説明、始める前、後の作法を丁寧に教えてくださいます。

一通り説明を受けた後はいよいよ般若心経を写経します。

手本の上に薄い紙が乗っていて、手本の通りに書き写していくだけです。
それだけですがそれなりに文字数が多く、一文字一文字丁寧に書くので
始まってから終わるまで二時間近くかかりました。

 

写経の途中はこんな感じ

体験している時の振り返りです。

・一文字というより一つ一つの線から丁寧に書かないと
文字がつぶれてしまう。
・嫌でも丁寧にならざるを得ない。いつもそんなに急いで字を書いていたのかと気付かされる。
・小筆で書くの難しい。というか小筆なんて久しぶりに持った。
・これ連絡したっけ?いつ行こうかな?あれはしたかな?など
雑念が浮かんでくるけど、
書き続けていると雑念が自然と消えていく。
・半分くらいから無心になってくる。
・遠くに銅鑼の音が聞こえるなぁ。
・思っていることがただそれだけで、何か客観的に一歩引いている気がした。
・湧き上がる考えをそのまま眺めているような感じ。

 

体験してみて

昔は作法やしきたりが堅苦しくて苦手でしたが
それぞれの意味を知ると、美しいと思うようになりました。

用具は全て用意されているので、
手ぶらで行けるのが魅力です。
自宅で手軽にできる写経セットもあるようですが
やはりお香の匂いがする静かな非日常の空間で
無心に書き写したいところです。

礼や筆を動かすなどの一つ一つの動作を
ただするだけでかなり気持ちが落ち着きスッキリします。
終わって堂から出る時には不思議と背筋が伸びた気がしました。