暮らしの余白

何もない瞬間を大切に。 居心地良く暮らすためのブログ

好きと依存は紙一重

こんにちは、ひろゆきです。

 

何か好きなこと、熱中することってありますか?
熱い思いや考えは自分を突き動かす強い力になりますが
一歩間違えると依存になりやすい、そんな話です。

 


ぼくの場合、20代にバイオリンにはまっていました。
好き過ぎて一時期は、バイオリンで生きていきたいと思うくらいでした。

 

今思うと、本当に好きなわけではなく
満たされない思いや自分の認めたくない部分を
バイオリンをすることで埋め合わせをしていた、
まさに依存していました。

 

小さい頃から集団に馴染めず、一人でいることが
多かったです。
出掛ける時も一人、学生時代ご飯を食べるのも一人、

旅も一人でどこでも行くし。


でも、一人でいることが心のどこかで恥ずかしかったし
飲み会とかで会話に入れず

居心地悪くなっている自分を認めたくなかった。

 

そんな時バイオリンと出会い始めることになって
音楽を通して強制的にいろいろな人と関われるようになりました。

それでも根本的な部分は変わっていないので
バイオリンをやっていないと落ち着かない時期が続きました。

 

依存するとどうなるか

不自然にそれにのめり込み、自分の行動基準の中心になります。

 

朝夕方に何とか場所を見つけて毎日練習したり
休みの日もそのことばかり考えていたり
しまいには音楽の道に進みたい、

自分には音楽しかないんだと思い始めたり。

 

傍からみると、情熱がある人のようですが
よく考えるとそれだけ時間、お金、気力、体力を

全て注ぎ込んでいるのはかなり無理をしている状態です。
冷静にものを見られなくなることが一番問題でした。

 

それで結果が出ていれば良いですが、
10年やってもパッとせず、いろいろなことが空回りしていました。

 

健全な好き、のために

好きになること、熱中することは楽しいですし
自分が納得していれば依存であっても良いとは思います。

 

でもぼくは、できれば埋め合わせとか

誰かがやっているからなどの理由でなく
純粋にやっていて肌に馴染み居心地が良いから
やっていたい。

 

日頃生活していると、いろいろな情報が入ってきて
つい雑念が生まれたり、それが発展して惑わされたり
無意識のうちに固定観念を作ったりして
自分を見失いがちです。

 

そのために何が自分にとって心地良いのか、どう過ごしたいのか
常に自分に問いかけて自分を知ることが大切です。